サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの違い

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの違い

特徴の違い
施設の種類 施設の特徴
サービス付き高齢者向け住宅 生活に不安がある方に安否確認や生活相談サービスを提供する
グループホーム 認知症高齢者を対象に1ユニット (9人以下) で共同生活を送る
費用の違い
施設の種類 入居一時金 月額利用料
サービス付き高齢者向け住宅 0~27万円 11.1~20万円
グループホーム 0~16万円 8.3~13.8万円

※上記の金額は最も安い価格帯、最も高い価格帯のそれぞれ2割を除外した残りの6割を主な価格帯として算出 ※上記の入居一時金は敷金礼金を含む

入居条件の違い
施設の種類 自立 要支援1~2 要介護1~2 要介護3~5 認知症 認知症重度 看取り 入居のしやすさ
サービス付き高齢者向け住宅
グループホーム △ ※

※要支援2以上から入居可能 サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの違いは、施設の目的や入居条件、費用などさまざまです。 サービス付き高齢者向け住宅は高齢者が安心して生活できる「住まい」の提供を目的とする施設で、入居者の自由度は高めとなっています。 一方、グループホームは認知症の方のみを入居対象とし、 ユニットごとに共同生活を送りながら認知症の症状の緩和・改善を目指す施設です。 サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの違いを以下の表にまとめました。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの違い

  サービス付き高齢者向け住宅 グループホーム
入居対象者 60歳以上の高齢者 認知症の方
認知症への対応 不可 可能
自立支援サポート 安否確認サービス・生活相談サービス 共同生活を通じて生活リハビリを行う
介護サポート なし 認知症ケアに特化
居室の広さ 25㎡以上 7.43㎡以上
運営 民間企業、社会福祉法人、医療法人など 民間企業、社会福祉法人、医療法人など

サービス付き高齢者向け住宅は60歳以上向けの住まいになるため、認知症のケアは提供されていません。 一方、グループホームは認知症を発症した方しか入居できない施設のため、提供されるサービスも認知症のケアに特化しています。

サービス付き高齢者向け住宅は一般型と介護型に分かれる

サービス付き高齢者向け住宅は制度上では介護施設ではなく、「住まい」として位置づけられています。 特徴として、 自宅と変わらない自由度の高い暮らしを送れる点があります。なお、料理や洗濯などの家事は料金を払えば、生活支援サービスとして対応も可能です。 あくまでも住まいという位置づけになるので、入居時には有料老人ホームのような「入居一時金」は必要なく、一般的な賃貸物件と同じく「敷金」を支払います。 入居一時金を必要とすることは、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの大きな違いの一つです。 なお、サービス付き高齢者向け住宅はグループホームとは異なり、「一般型」と「介護型」の2種類に分けられます。 <一般型は生活のサポートを受ける場所> サービス付き高齢者向け住宅の一般型は、主に入居者の生活を支えます。安否確認や見守りサービス、生活相談サービスを受けることができ、安心して自由な生活を過ごせます。 一般型では 施設内での介護サービスの提供はありません。もし介護サービスが必要になったら、利用者の希望や介護状態に合わせて、外部の介護サービスを利用することになります。 <介護型は介護サービスを受けることができる> 介護型のサービス付き高齢者向け住宅は「特定施設」に指定され、介護付き有料老人ホームなどと同じ「特定施設入居者生活介護」のサービスが受けられます。 施設内で利用者が可能な限り自立した生活を過ごせるように、身体介助や機能訓練など、手厚い介護サービスが提供されます。 なお、介護費は、要介護認定の段階ごとに設定された定額を毎月支払います。

グループホームは認知症の高齢者が対象の施設

グループホームは、認知症に特化した高齢者向けの施設です。 そのため入居条件として、医師による認知症の診断を受けていることが必要です。 さらに、施設の立地と自分の住民票が同じ市区町村であることも条件となります。 <ユニットで共同生活を送ることが特徴> グループホームは、1グループ最大9人で構成されるユニットで、共同生活を送ります。 なお、共同生活では、他の入居者と調理や掃除などの家事を分担します。 入居者自身で家事を行うことで、脳に刺激を与えて認知症の進行を遅らせることや、改善する効果が期待できます。 認知症は激しい人の入れ替わりや大人数の施設など、目まぐるしく変化する生活環境への対応が苦手です。 ユニットを形成し顔馴染みのメンバーと過ごすことにより、生活環境は変わらず安心した生活を送ることができます。 また、スタッフや入居者同士でコミュニケーションが取りやすいのも、少人数制であるグループホームの特徴です。 <馴染みある地域で生活することができる> グループホームは「地域密着型サービス」に分類されています。このサービスは、施設と同じ市区町村に住民票がある方を利用対象としています。 そのため、入居者は住み慣れた地域で生活を送ることができ、環境変化に対するストレスを減らすことができます。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの入居条件の違い

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は60歳以上であること

<一般型は自立の方も入居が可能> 「一般型」の場合、入居対象となるのは60歳以上の方です。要介護認定を受けている方は60歳未満でも入居できる可能性もあります。 また、一般型では 「自立」の方でも入居可能です。 基本的に認知症人の受け入れは行っていません。この点は認知症の方のみを入居対象とするグループホームと全く異なっています。 <介護型は認知症の受け入れも可能> 「介護型」の場合、 基本的に、要介護1以上が入居条件となります。 また介護型は介護・看護体制が整っているため、要介護度の重い方でも入居できます。要介護5などほぼ寝たきりの方でも入居し、適切なケアを受けることが可能です。 介護型では、認知症の方も基本的に受け入れています。ただし、他の入居者に迷惑をかけるなど、重度の認知症の場合は入居が難しいです。

グループホームの入居条件は認知症の診断を受けていること

グループホームの入居条件は、大きくわけて以下の条件が挙げられます。

・65歳以上の要支援2以上
・集団生活を過ごすことに支障がない人
・認知症の診断を受けた人
・施設と同じ市区町村の住民票がある人

年齢は、原則として65歳以上です。ただし、若年性認知症の方であれば、40~64歳の方でも入居は可能です。 グループホームは認知症専門の施設であるため、医師から認知症の診断を受けることが必須です。 入居対象者は、要支援2以上で、比較的自立して生活できる方です。 他の入居者に迷惑をかけるような暴言・暴力などの症状が見られると入居が難しくなる場合があるので注意しましょう。 要介護度は、グループホームの入居条件として制度上「要支援2以上」と定められています。要介護認定を受けていない人や、基準を満たしていない方は入居対象外となります。 <施設と同じ市区町村に住民票を持つ必要がある> グループホームは介護保険制度上、「地域密着型サービス」に分類されているので、施設と同じ市区町村に住民票を持つ人が入居対象となります。 協議により、別の市区町村の方も入居できることもありますが、原則として同じ市区町村に住む高齢者が条件です。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームのサービスの違い

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームでは提供されるサービスに違いがあり、それにより暮らし方・1日の流れも変わってきます。 入居先を探す場合は、 どの施設であれば自分の希望するサービスを受けられるのか、事前にきちんと把握しておきましょう。

サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容

<一般型は安否確認と生活相談サービスが提供される> 一般型のサービス付き高齢者向け住宅では、「安否確認」と「生活相談」のサービスを提供することが制度上義務付けられています。 「安否確認」と「生活相談」の内容は以下の通りです。

安否確認サービス
施設スタッフが定期的に入居者の居室を訪問。身体状況や生活状況に問題がないか見守りを行う
生活相談サービス
入居者が館内での生活で生じた困りごとの相談に応じる

サービス付き高齢者向け住宅では食事の提供や洗濯、掃除といった生活支援サービスを利用できますが、別途料金が発生するオプションとして用意されているケースが多いです。 サービス付き高齢者向け住宅で介護や医療ケアが必要になった場合、訪問介護や訪問看護、通所介護などの外部サービスの利用できます。 <介護型は医療ケアを受けることができる> 一方、特定施設の指定を受けている介護型のサ高住の場合、身体介護やリハビリ、医療ケアなどの体制が整っているため、要介護度が重度の方も施設スタッフから適切なケアを受けることができます。 一般型とは異なり、心身機能の維持を目的とするレクリエーションも盛んです。週に数回実施している施設もあり、入居者同士でコミュニケーションをとることができます。

グループホームのサービス内容

グループホームは認知症の方のみを入居対象としているため、認知症ケアが手厚いです。 施設で提供されるレクリエーション・リハビリにおいても、認知症の改善に効果が期待される内容が多く含まれます。例としては、以下のものがあります。

・園芸療法
・音楽療法
・運動療法
・手先を細かく動かす手芸や編み物
・塗り絵

また、提供されるサービスには、食事・入浴・排せつの介助、生活相談、買い物代行などがあります。 <基本的に身の周りのことは自分で行う> グループホームが入居対象者として想定しているのは、ある程度身の回りのことを自分で行える自立度の高い認知症の方です。 入居後は 9人で構成される、ユニット単位で共同生活を送るのが基本となっており、入居者はできる限り、自分たちで家事や身の回りのことに取り組むことが求められます。スタッフはあくまで声がけや見守りでサポートします。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの費用の違い

サービス付き高齢者向け住宅の費用の目安は以下の通りです。

サービス付き高齢者向け住宅の費用の目安

入居一時金 月額利用料
0~27万円 11.1~20万円

<入居時の費用は賃貸住宅と同じ> 一般型の場合、契約形態は一般的な賃貸住宅と同じになるため、初期費用に敷金を支払います。敷金は賃料の2〜3ヵ月分で設定する施設が多いです。 介護型の契約形態は利用権契約が多く、初期費用に入居一時金の支払いが発生します。入居一時金とは、入居時に将来の賃料を前払いすることで、相場は数十万円から数百万円まで多岐に渡ります。 なかには入居一時金ではなく、初期費用に保証金が必要となる施設もあります。保証金は入居時に預かり金として支払う費用で、入居中に月額利用料が払えなくなった場合に充てられます。 <月額費用は11.8~19.5万円> サービス付き高齢者向け住宅の月額費用の相場は、11,8~19,5万円です。 月額費用の内訳は以下の通りです。

・賃料
・管理費共益費
・食費
・水道光熱費
・安否確認
・生活相談サービス利用料

また、介護サービスについては、外部のサービスを利用した分だけ費用が発生します。介護型の場合は要介護度に応じた介護サービスの費用を毎月定額で支払います。 入居者の身体状況に合わせて、一般型か介護型かを選びましょう。

グループホームの費用

グループホームの費用の目安は以下の通りです。

グループホームの費用の目安

入居一時金 月額利用料
0~16万円 8.3~13.8万円

<初期費用として入居一時金が発生する> グループホームの入居一時金の目安は0~15,8万円です。 グループホームでは基本的には初期費用として入居一時金が発生します。 入居一時金は、入居中の一定期間、分割して家賃などに充てられます。これを「償却(しょうきゃく)」といいます。 入居金の償却があることで、毎月の利用料を抑えて生活することができます。 入居一時金がどのくらいの額になるかは施設によって異なり、なかには入居一時金が0円の施設もあります。 <月額費用の相場は10~14.3万円> グループホームの月額利用料の相場は10~14,3万円ほどです。 月額利用料の内訳は以下の通りです。

・賃料
・管理費共益費
・食費
・水道光熱費
・医療費
・日用品代などの生活費
・介護保険の自己負担分

ほかにも、おむつを使用する場合は、おむつ代も加わります。 また、施設で行われるイベントや外出があれば、その費用負担も発生します。指定病院以外の通院による移動介助など、介護保険適用外のサービス利用も自己負担による支払いが必要です。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームのメリット・デメリットの違い

サービス付き高齢者向け住宅を選ぶメリット・デメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットとデメリットは以下の通りです。

サービス付き高齢者向け住宅を選ぶメリット・デメリット

メリット デメリット
・要介護認定を受ける必要がない
・自由度の高い生活が送れる
・一般型は介護度が上がると、退去の可能性がある
・介護型は初期費用や月額費用が高くなりやすい

<メリット:自由度の高い生活を送ることができる> サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、自由度の高い生活をおくることができるという点です。 サービス付き高齢者向け住宅はあくまで賃貸住宅という位置づけになるため、普通の住宅で暮らすのと変わらない生活を送ることができます。 また、要介護認定を受けていない自立した方でも入居ができる点もメリットに挙げられます。 一般型と介護型の2タイプから、自分の身体の状況に応じて施設を選ぶことができるのもポイントです。 <デメリット:一般型は介護度が上がると退去の可能性もある> サービス付き高齢者向け住宅のデメリットは、一般型だと介護度が上がれば、退去の可能性があるという点です。 一般型でも軽度の要介護状態の受け入れをしていますが、施設での介護サービスの提供はありません。 もし介護サービスが必要になった場合は、訪問介護などの外部のサービスを利用しましょう。 軽度の要介護であれば外部の介護サービスで対応できますが、寝たきりや重度の要介護だと適切なケアを受けることが難しくなります。そのため、介護設備の整った施設へ転居となる場合があります。 介護体制が十分な介護型なら安心できますが その分、費用は高いです。また、施設数が少ないため、入居する難易度は高いといえます。

グループホームを選ぶメリット・デメリット

グループホームのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。

グループホームを選ぶメリット・デメリット

メリット デメリット
・認知症ケアが手厚い
・コミュニケーションが多いため、孤独を感じにくい
・看護スタッフの配置が義務付けられていない

<メリット:認知症のケアが手厚いこと> グループホームのメリットは、行き届いた認知症のケアが受けられる点です。認知症に対する知識、接し方の技術を持つ専門スタッフが常駐し、日々の生活のサポートを行います。 さらに、認知症の進行や症状を緩和・改善に繋げるレクリエーション・機能訓練が充実しています。 グループホームでは、ユニットごとの少人数で共同生活を過ごしますが、入居者全員に個室が用意されています。 プライバシーを確保もできることも、メリットの1つです。 <デメリット:看護スタッフの配置が義務付けられていない> グループホームのデメリットは、医療ケアが不十分なところです。グループホームは制度上において、看護師や准看護師の配置義務がありません。 そのため、持病のある方や健康面に心配のある方にとっては不安要素が大きいかもしれません。 もちろん、看護職員を配置し、医療ケアが十分な施設もあります。不安な方は、地域の医療機関との連携体制や医療・看護体制を事前に確認しておくと良いでしょう。 必要な医療ケアに対応している施設かどうかに注意したいですね。

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームを検討している方におすすめの施設

自由度の高い生活を送るならサービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は自由度の高い生活を送りたい方におすすめです。 一般型では安否確認、生活相談のサービスが提供されているため、ひとり暮らしに不安を感じている高齢者でも、安心して生活を送ることができます。 介護型は施設で介護サービスが提供され、看護職員が常駐しているため、十分な介護・医療体制が整っています。そのため、急に介護が必要になっても安心です。 介護がどれだけ必要かを改めて確認して、一般型か介護型かを選ぶようにします。

認知症の方ならグループホーム

手厚い認知症のケアを受けたい方はグループホームがおすすめです。 認知症の方のための施設なので日々のケアはもちろん、実施されるレクリエーションやイベントも、認知症の症状や進行を緩和・改善する効果が期待できます。 なおグループホームでは、生活環境の変化に戸惑いやすい認知症の方が、 安心できるように少人数で共同生活をします。他の入居者と家事の分担をして、入居者自ら家事をすることで、脳に刺激を与え、認知症の進行を緩やかにしていきます。

必要に応じた介護サービスを受けるなら住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、必要に応じて介護サービスを受けることができます。 さらにレクリエーションやイベントが多彩で、他の入居者とのコミュニケーションも取りやすいです。 施設の数が多く、サービス内容や設備も施設ごとで違うため、自分の希望に合わせた施設を選ぶことができます。 入居条件は原則、自立の60歳以上の方ですが、状況によっては60歳以下の方でも入居可能です。 他の施設よりも比較的入居しやすいので、早期の施設入居を希望している方は、住宅型有料老人ホームの入居がおすすめです。

介護度が高い方は介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは要介護度が高い方でも受け入れる可能な施設です。 原則65歳以上を入居条件としていますが、特定疾病による要介護認定があれば、40〜64歳の方も入居できます。 介護付き有料老人ホームの特徴は24時間の介護サービスが受けられ、医療体制も整っていることです。常時介護が必要など、介護度の重い方におすすめです。なお、手厚い介護・医療ケアが受けられますが、入居もしやすい施設です。 身体状況が悪化しても、そのまま入居し続けることができるのは嬉しいポイントです。 介護付き有料老人ホームも住宅型有料老人ホームと同じで、施設の数が多いため希望の条件に沿った施設を見つけることができます。

まとめ

・サービス付き高齢者向け住宅一般型は自立~要介護度が軽度の方が対象 ・サービス付き高齢者向け住宅介護型は要介護度が重度の方も対象 ・サービス付き高齢者向け住宅一般型は安否確認と生活相談が基本で、介護型は手厚い介護ケアを受けられる ・サービス付き高齢者向け住宅一般型は賃貸物件と同じく敷金が必要 ・グループホームは要支援2以上で認知症の診断を受けている方が対象 ・グループホームは認知症ケアのサービスが手厚い ・グループホームは初期費用に入居一時金が必要

サービス付き高齢者向け住宅とグループホームに関するQ&A

サ高住って何の略?

サ高住はサービス付き高齢者向け住宅の略です。サービス付き高齢者向け住宅は、自宅と近い自由な生活ができます。

グループホームって何するの?

グループホームは1ユニット9人のグループで、家事分担をしながら共同生活を送ります。環境変化の少ない生活を過ごして、掃除や料理、洗濯などの家事をすることで認知症の症状を緩和します。

グループホームはなぜ9人か?

グループホームは、生活環境の変化が苦手な認知症の方が安心でき、穏やかに生活を送れるようにするために少人数制となっています。また家庭に近い環境で過ごし地域社会と親しむことで、認知症の症状を和らげる効果が期待できます。

シェアハウスとグループホームの違いは何?

グループホームは認知症に特化した施設です。
入居対象は65歳以上で要支援2または要介護1以上の認定を受けた方です。シェアハウスは年齢や職業がバラバラな方が共同生活をします。対象年齢は、18歳もしくは20歳〜35歳で、介護度のない自立した若者です。

よくある質問

サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームの違いとは?

サービス付き高齢者向け住宅は国土交通省が管轄する住宅で、住宅型有料老人ホームは厚生労働省が管轄する介護施設です。

サービス付き高齢者向け住宅は、あくまでも「住宅」となっているので、通常の賃貸住宅と同じように建物賃貸借契約を結びます。
生活支援サービスや介護サービスに関しては、自宅にいるときと同じように居宅サービスを利用するのが一般的なので、必要な生活支援サービスを選んでサ高住とは別に契約します。

住宅型有料老人ホームは、終身にわたって居室と共用施設を利用する権利と生活支援サービスを受ける権利がある介護施設です。
生活支援サービスも同じ事業者から提供されるので利用料金に含まれており、入居一時金と月額利用料を支払います。

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いとは?

賃貸住宅であるかないかです。

有料老人ホームは、介護サービスや生活支援サービスを提供する介護施設なので、賃貸住宅ではありません。
「介護付き」では、生活支援と充実した介護サービスが月額利用料に含まれています。「住宅型」では生活支援が中心で、介護が必要な場合は外部の介護サービスを利用します。

サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者向けの賃貸住宅で、安否確認や生活相談などのサービスを受けられる点が、一般の賃貸との違いです。
基本的には自宅と変わらないため、生活支援や介護サービスを受けたいときは、家賃とは別に居宅サービスを契約して利用料を支払うのが一般的です。

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